「いぶき宿通信」NO.22

「一般社団法人(非営利)いぶき宿(じゅく)」通信2017 No.22 2017.10 

自然エネルギ—を重視する
電力会社を選ぼう

国際環境NGO FoE Japan(Friend of the Earth)
の吉田さんは電力システムに関しての基礎知識、その改革と電力自由化もついてとても分りやすく説明してくださいました。従来の電力システムでは選択可能な代替電力がなかったけれど、電力自由化により可能性が出来ました。地球、私たちの家が悲鳴をあげ、共に生きるいのちたちも絶滅に追いやられているのは私たち人類の責任。猶予がないこの地球の現実の中で今出来ることは何かをあらためて考えました。今まで使っていた原発推進を掲げている電力システムに依存し続けてもいいのか、それとも再生可能な自然エネルギーを重視する電力会社を選んで変えるかの決断を迫られています。
従来の電力システム   改革後
・ 国策民営       ・自由競争
・ 地域独占       ・新規参入
・ 総轄原価方式     ・価格競争
・ 原発維持       *原発環境変化
電力システム改革(2013)
再エネ固定価格買取制度(2012)
エネルギ—基本計画(2014)
長期エネ需給見通し(2015)
「原子力事業環境整備」(2015)〈原発維持に国が関わる〉
* 原発の環境変化により原発が不利になるので、安倍首相は原発をベースロードにしたのです。

配布プリント

(配布プリントより)

電力会社を選ぶことができるのは、電力を創り、送り、売るという3部門が分割され、電力分割が行われたからです。
2016年度では再生可能エネルギーは大型水力を含めると15%で、大規模水力以外の殆どがFIT電気です。(FIT電気とは固定価格買取り制度の補助を受けている再生エネルギ—です)
今、FoE(Friend of the Earth)は自然エネルギ—の電力会社を応援するためにパワーシフト・キャンペーンをしています。
パワーシフト・キャンペーンというのは以下のようなことです。
① 自然エネルギ—による電力供給が促進されるように国の政策に働きかける
* 電源構成や環境負荷などの開示・表示
* 自然エネルギー導入を促進する(妨げない)
しくみ
② 自然エネルギーの電力会社や市民電力を
「選びたい」という市民の声を可視化して大きく広げる
* 具体的な電力会社の紹介
* 市民の声によって電力会社を後押しする
* 実際の切り替えの促進
ネットに再生可能エネルギー供給をめざす電力会社のインタビュー、再生可能エネルギーにシシフトした企業や事業所なども載っています。
また、電力会社の紹介も記載されています。

電力会社紹介


地産地消がうたわれて久しいです。地域で生産し地域で消費する。新鮮な野菜、コスト削減などの面からも推奨されています。
日常生活に必要な食物や生活必需品に限らず、電力も同じことかもしれません。
核事故後に福島に住んでいて何度もいわれたことは、「福島第一原発の電気は私たち福島では使っていない!みんな東京に行くんでしょう。東京はこの時間(夜の8時ごろ)でも明るいでしょう!ここは真っ暗!」高圧電線がずっと続いて福島から東京まで。なぜ、あの場所に原発がつくられたのか、歴史が詰まっていました。
さようなら原発
     さようなら戦争
戦争法が成立してから2年の9月19日の前日
代々木公園に9千500人の人々が集まりました。主催は〈「さようなら原発」1千万署名 市民の会〉でした。真夏のようなじりじりと照りつける太陽の下の集いでした。

新聞集会2

木内みどりさんの司会、落合恵子さんの開会の挨拶は、いつもの通りとても力強いものでした。
心を刺し貫くようにぐいぐいと迫って来たのは子どもをつれて大阪に自主避難されている〈原発賠償関西訴訟原告団代表の森松さんの生活者としての核事故後、事故は続いている、心が休まることがないという話しでした。沖縄からは不当逮捕された山城「沖縄平和運動センター」議長も駆けつけておられました。
いろいろなブースも出ていました。六ヶ所村から、大間原発反対の「あさこハウス」からもブースが出されていました。
また、このブースの中のひとつで「福島原発被ばく労災損害賠償裁判を支える会」に出会いました。被曝労働者のことがとても気になっていました。やっと被曝労働者の支援の方に出会えました。
[あらかぶさんは、東京電力福島第一原発の事故収束作業や九州電力玄海原発の定期検査に従事し、急性骨髄性白血病を発症して2015年10月に労災認定を受けました。そして昨年11月、東電と九電を相手に損害賠償を求める裁判を起こしました。全管理に法的責任を負う東電は、労災認定が公表された際、「当社はコメントする立場にない」などと語り、今年2月2日に開かれた第1回口頭弁論でも、責任を認めず収束作業と白血病の因果関係を争うとしています。今も10万人以上の原発事故被災者の生活を脅かしながら、刑事責任も問われず、多くの労働者を被曝を伴う収束作業に使いながら、国が認定した労災すら否定する東電の態度を許してはなりません](ホームページより)
福島第一原発が核事故を起した直後から約50人の労働者が必死の覚悟で未知の世界に挑み、人々を守り続けていたことはテレビの報道などから今も鮮明に映像が焼き付いています。其の中の一人が自らの体験を本「福島第一原発事故に立ち向かった労働者の手記 無の槍」(八里原守著)にされました。
人の葉を通しての情報ではなく、当事者が体験したそのままを書き留めておられ、臨場感がひしひしと伝わり、マスコミが報道しない現場の労働者がどういう人達なのかが分りました。
その本を読んだ2日後に〈福島第一原発1号基冷却「失敗の本質」NHKスパシャル「メルトダウン」取材班〉という本が出たことを知り、大変複雑な思いに駆られています。
被爆しながらあれだけの仕事をした技術者、労働者の働きは何だったのだろうと。彼らが自分たちのいのちをかけた働きが失敗だったこと、海水注入がほぼゼロだったことがわかって・・・

労働組合の幟旗がとても多いように感じられました。戦争も、原発も人をどこか「もの」、しかも消費する「もの」にしてしまう構造のもとでしかありえないのではないかと思われて仕方がありません。

[政治って、今の政治家って、いのちを本気で守ってくれるものなのか、とても疑問になっています。福島第一原発核事故から信じるとはどういうことなのか、情報操作の中で出されるニュースを素直に信じていたことの恐ろしさを痛感しています。しっかり知ろうとする努力を怠ると、本当に「いのち」を知らず知らずに粗末にしてしますと。]

街頭へ更新

(街頭へ行進)

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